宅建試験に合格したけど、資格証は役に立つ?取得や更新は大変?

重要事項説明する宅建士資格取得

12月上旬に試験の合格が分かっても、不動産業での実務経験2年未満の一般人が資格証を手にするまでには、時間も費用も手間も、ものすごくかかります。やっとの思いで手にした合格の喜びに水を差すようですが、宅地建物取引士証は一般人でも取る必要があるでしょうか?

かよねこは、宅建試験の前にも受験直後にも、それぞれ別の不動産会社でパート勤めをしていました。しかし、トータルで2年の実務経験はまだなかったので、「登録実務講習」を受講して宅地建物取引主任者証を取得しました(もちろん、自腹で!)

宅地建物取引士証
1度更新したので、宅地建物取引士証に表記が変わりました

登録実務講習が大変

登録実務講習は、各地域の民間会社が開催します。座学を1~2日間(トータル12時間)の日程で1月頃から順次、行われます。この講習は価格も日程も開催する会社によって千差万別で、しかも申し込みは早い者勝ち!です💦さらに講習内容には通信で学ぶ科目もあり、そのうえ座学の最終日の修了試験合格しなければ、資格登録に必要な修了証は発行されません。

座学では、不動産に関する難しい勉強を、一日中カンヅメで受講します😞そして、またもや試験(修了試験)です。受講費用は約2万円のところが多いようです(私が受講した頃は、もう少し高かかったような💧)

ニャン太
ニャン太

勉強も試験も、もういいよ💦

申請手続きが大変

難しい登録実務講習の修了試験に無事合格しても、今度は「資格証を発行してほしい」と都道府県に申請しなければなりません。この申請に必要な、以下の2つの書類の取得が面倒!です💦

  • 本籍地の市町村で発行される「身分証明書」・・・成年被後見人及び被保佐人とみなされる者でない及び破産者でない証明
  • 法務局(本局)の「登記されていないことの証明書」・・・成年被後見人及び被保佐人に該当しない旨を証明

そして、登録手数料 37,000円!Σ(゚Д゚)を、都道府県に納めなければなりません😞

かよねこ
かよねこ

かよねこはトータルで7万円ほど、資格取得のために払ったよ💧

資格証の有効期限(5年)が過ぎたら、どうなる?

取得した資格証の有効期限が切れる少し前に、登録した都道府県から更新手続きの案内通知が来ます。

更新手続きの案内
「今回更新しなくても、資格が抹消されることはありません」

宅地建物取引業協会に16,500円を振り込んで法定講習を受講すれば、即日、新しい資格者証が発行されます。この法定講習は、開催場所や日時が異なります。そして、この申し込みも早い者勝ち!です。早い日程交通便利なところの定員が、すぐに埋まってしまいます。

出遅れた私は運賃が片道2,000円もかかる、ちょっとした小旅行のような遠い都市で受講しなければなりませんでした😞さらに、ここでも丸1日難しい話を受講します。内容は、不動産取引でのトラブル例とかだったと記憶します。

このように、資格証の更新は、なかなか手間で時間もお金もかかります。しかし上記の案内通知のように、取引士業務に従事していない方及び更新の希望をしない人は、必ずしも受講する必要はないのです。

つまり、「今回更新しなくても資格が抹消されることはない」ので、取引士業務に従事しようと思ってから更新しても良いのです。

かよねこ
かよねこ

その方が、5年の有効期間を無駄に使わずお得だね!

宅地建物取引士の資格は、役に立つ?

不動産会社に勤めていて顧客に名刺を渡すような立場の人は、宅建士の資格が役に立つと思います。なぜなら、名刺の名前の上に「宅地建物取引士」と記載があるのと無いのとでは、相手に対するインパクトが変わってくるからです。大手不動産会社であればこそ、そういった見た目にこだわるのではいでしょうか。さらに大手の会社なら、資格手当もあるかもしれませんね。

一方で、学歴不問!営業力で勝負!みたいな不動産会社なら、営業マンは無資格者がほとんどです。そういった会社は、宅建事務として宅建の有資格者をパート採用して、有資格者に契約時の重要事項説明と経理なんかを任せます。有資格者だから採用しているので、初めから時給に資格手当が含まれているケースが多いようです。

宅建事務は顧客に対し重要事項の説明を行いますが、説明する書類は営業マンが作ったものです。とても責任のある仕事なので、顧客ファーストで深く考え始めると、気分的な負担が大きくなることがあります。

また、不動産業界がどのようにして利益を生み出しているのか?というところまで関心を持って知る人は、いずれこの業界から離れてしまうかもしれません。

かよねこ
かよねこ

勤めている会社で要求されない限り、一般人に宅建士の資格はコスパがよくないかもね。

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