以前から、ガス開栓時に設置をすすめられる、ガス警報器「ぴ〇ぴこ」。最近では、それに「み〇ぴこ」という商品を上乗せさせる営業が、家庭訪問で行われています。

まず、ガス警報器って、設置が義務になったんだっけ?

違うよ。2011年以降、設置義務になったのは、火災警報器だね
ちなみに、火災警報器の設置場所は、寝室と寝室がある階の階段上部です。(住宅用火災警報器Q&A~総務省消防庁~)意外にも、台所ではありません。
ガス警報器の設置義務について、某大手ガス会社のウェブサイトでは、次のように回答しています。
法で定められた特定の場所(特定地下街や地下室、または超高層建物)を除き、ガス漏れ警報器の設置義務はありません。
お客さまにガスを安心・安全にご利用いただくため設置をお勧めしています。
※LPガスの場合は、3階建以上の集合住宅も設置義務があるようです。
ガス警報器「〇こぴこ」
ガス警報器「〇こぴこ」は、ガスとCO(一酸化炭素)検知機能のみの「基本タイプ」と、火災警報(熱式or煙式)の機能がプラスされた「グレードアップタイプ」があります。
「み〇ぴこ」とは?
安心・安全見守りサービスと表現されています。
警報器「ぴ〇ぴこ」(314円~/月)に、更に機器と以下の価格を上乗せします。
ガスの消し忘れをメールや電話で知らせてくるのが、基本の「み〇ぴこ」。(605円/月)
家庭訪問で営業しているのは「火災み〇ぴこ」。警報器が鳴ったら警備員がかけつけるサービスが付加されています。(1.375円/月)👈警報器リース代は別途必要!
何が問題?
家庭訪問で日中に営業しているので、無職で家にじっといるような高齢者が、使いこなせるか?料金相応のサービスか?をじゅうぶん理解できないまま契約しています。
「もしも」のことで周囲に迷惑かけたくない、という不安を煽られるようです。

かよねこの親は、隣に住む娘に全く相談しないまま、独断で設置してしまったよ

スマホやケータイを使うサービスは、70代以上の高齢者には難しいね
クーリングオフできる?
契約書に「ご契約期間内でのご解約は、手数料をご負担いただきます」と念押しのハンコが押してあっても、契約日から8日以内ならクーリングオフできました。
書面によるクーリングの方法は、契約書にはっきり書かれています。
また、文書を送る前にコールセンターに電話をすると、「この電話でクーリングオフを受け付けます」と言われ、書面を送る必要はないとのことでした。

何が怖いって、営業トークにのって、高齢者が独断で高額な契約をしてしまうことなんだ。商品に有名企業の名前が入ってたら、高齢者は簡単に信用してしまう!

「人に迷惑かけたくない」という気持ちと、「自分はまだ、契約ぐらいできる」という高齢者の自尊心が、仇になっちゃうんだね💦
まとめ
かよねこの親はガス警報器「ぴ〇ぴこ」を、ガス開栓時に設置していました。
- ガラケー所持だがメールはできない
- 無職でほぼ一日中、在宅
- 住まいは1LDKで、台所の側で暮らしている
- 隣に娘、2階に孫が住む
- 警報器が鳴って詰め所(父のケースでは2.3㎞離れていた)から警備員がかけつけても、時間がかかり過ぎで、結局は火災現場で役に立たない
このような状態のかよねこの親には、1.375円/月の料金上乗せ、しかも5年しばりという「み〇ぴこ」は無駄であり無謀でした。
別居の高齢の親がいるなら、週に1度は様子を伺っておくと、無駄で無謀な契約をクーリングオフ(契約から8日以内)するチャンスを、逃さないですみます。

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